【保存版】法人向け電話転送サービスを比較!コスト・機能・AI対応まで解説

「外出中でも代表電話を取りたい」「営業電話をスマホで受けたい」——そんな理由で転送サービスを導入している企業は多いです。


しかしその一方で、「転送先でも電話に出なければいけなくてストレスを感じる」「営業時間外は取れない」「誰がどの電話を受けたか分からない」といった課題も根強く残っています。


今、法人電話の世界では“次の世代”の転送サービスが登場しつつあります。この記事では、従来の転送サービスからクラウド型、そしてAI対応型までを比較し、自社に最適な選び方を徹底解説します。


電話転送サービスとは?仕組みと主なタイプを理解しよう

まずは転送電話がどんなものなのかから確認していきましょう。


転送電話とは、オフィスなどで受けた電話を別の番号へ自動で転送する仕組みです。大きく分けて、次の3タイプがあります。

  • ① ボイスワープ(NTT系)などの固定電話転送
    → オフィス電話を携帯へ転送できる仕組み。ただし設定が煩雑で、転送元に通話料がかかります。
  • ② クラウド型(050番号など)
    → インターネット上で転送・発信を制御。スマホ・PCから同じ番号を共有でき、工事不要。
  • ③ アプリ転送型(クラウドPBX連携)
    → 専用アプリで複数社員が同時ログイン可能。社外でも代表番号で発着信できます。


①の固定電話転送がいわゆる従来型の転送サービスです。シンプルにオフィスへの固定電話への電話を外出先でも出れるようスマホに転送することが可能です。


しかし、最近ではそもそもオフィスに固定電話がなかったり、全員スマホを持っているような時代ですので、②③が主流となっており、電話転送=「クラウドで完結する時代」になっています。


電話機を使っていたのは昔で、今はスマホだけで管理するというのが一般的ですね!


では続いて、これらの導入メリットと注意点を見ていきましょう。


法人が電話転送を導入するメリットと注意点

まず最大のメリットは機会損失を防げることです。オフィス不在中に入っていた電話を自動転送すれば、顧客対応のチャンスを逃さずに済みます。


また、リモートワークや出張時でもスマホで対応できるため、「どこでもつながる代表番号」として利用価値は非常に高いです。


一方で注意点もあります。転送は便利ではありますが、転送先で誰かが対応しなければいけません。外出先でスマホで受けられる状態であっても、電話に出れなければいけないことには変わりないのです。


つまり、「人が出なければいけない仕組み」に依存しているという課題が残るのです。これを解消するのが、AI電話といった次世代サービスです。


法人向け電話転送サービスを比較

まずはAI電話について見る前に、これまで人気を集めているクラウド型電話サービスから見ていきましょう。


例として以下のようなサービスが挙げられます。


サービス名月額料金通話料(固定宛)通話料(携帯宛)特徴
GoodLine SOHO初期費用20,000円
+ 3,000円~
8円/3分15.9円/分2端末までの小規模法人向け
りもふぉん980円〜9円/分21円/分複数回線通話 、同時発信 が可能
03Plus初期費用5,000円 + 1,280円~8円/3分17.5円/分年払いで割引あり
クラコールPBX980円/ユーザー8円/3分16円/分国際電話の発信も可能


通話料はどこも似たような価格で、初期費用の有無は月額料金は業者によって異なります。


また、提供している録音や自動応答など細かなサービスも業者によって違いますし、価格設定も異なってきますので、どういった機能が自社にとって必要かどのような規模感で使用したいのかを検討して選ぶのが良いでしょう。


これらのサービスはもちろん便利なサービスではあるのですが、「最終的には人が応答する必要がある」点は共通しています。(留守番電話などはもちろんありますが。)


次章では、この課題を解決する“自動化の波”を紹介します。


転送の限界:結局「人が出なければならない」

どんなに便利な転送機能を使っても、電話が転送された先で人が対応できなければ意味がありません。例えば営業中や会議中に電話が鳴っても出られず、結局は折り返し対応になってしまうなんてこともありますよね。このタイムラグが、顧客満足度を下げ、商機を逃す原因にもなります。


リアルタイムで顧客の問い合わせに応えること。これは非常に大切です。電話が繋がらないと他店に乗り換えてしまう顧客は少なくありません。


また、通常のクラウド型電話では、通話内容がシステムに残らないケースも多く、誰がどんな内容で対応したか不明になることもあります。個別に情報共有する必要が出てくるのです。


これらの課題を根本から解決するには、“人が出る”という前提をなくす必要があります。その答えが、次に紹介するAI電話(自動応答システム)です。


AI電話で「転送・応答・記録」をすべて自動化

電話転送ではなくAIで電話応答を自動化

AI電話は、これまでの“転送ありき”の電話運用を根底から変える革新的な仕組みです。従来は「電話が鳴る →電話担当者が出る → 内容を聞いて転送する→ 実務担当者が応答する」もしくは「電話が鳴る→クラウド上の自動応答で転送する→実務担当者が応答する」という流れが当然のように行われてきました。


しかし、これらは非常に非効率で、1件あたり平均3〜5分の業務ロスが生まれます。繁忙期や営業時間外では、対応しきれずに取りこぼすことも少なくありません。


AI電話はこのプロセスをまるごと自動化します。電話が鳴ると、AIが一次応答としてすぐに対応し、相手の要件を自然な会話で聞き取ります。たとえば、「今週の金曜日は予約が取れますか?」といった問い合わせには、予約データベースを参照し、自動で回答することが可能です。


このように、AI電話は「ただ音声を流すシステム」ではなく、「相手の意図を理解し、適切な返答を生成する“会話するAI”」なのです。


自然言語処理(NLP)と音声認識技術により、声のトーンや話すスピードが異なる相手でも柔軟に対応します。まるで人間のオペレーターと話しているような自然な受け答えを実現できる点が、旧来のIVR(自動音声案内)との最大の違いです。


電話内容を自動で記録しノウハウを構築

さらにAI電話は、全通話を自動で文字起こし・要約・記録します。これにより、「誰が・いつ・どんな内容の電話を受けたか」がすぐに共有でき、報告書などへの記録作業が不要になります。


通話履歴を後から検索して顧客対応を振り返ることも可能で、応対品質の向上や新人教育にも役立ちます。つまりAI電話は、単なる“電話代行”ではなく、情報資産を自動で蓄積するツールでもあるのです。


このように、AI電話は「転送する」仕組みではなく、「転送そのものを不要にする」仕組みです。人間が電話に出る必要をなくし、必要な情報だけを自動で収集・整理・共有することで、電話業務にかかる人件費・時間・ストレスを大幅に削減します。


また、24時間365日稼働できるため、営業時間外や休日でも顧客対応が途切れません。電話を取れなかったことで失われていた“機会損失”をゼロにできるのです。


AI電話なら多言語対応も可能!

さらに大きな強みは、多言語対応が可能な点です。


インバウンド需要の増加に伴い日本の店舗を訪れる外国人は激増しています。そういった中で外国語への対応にお困りの店舗様も多いのではないでしょうか。


また、日本語での電話予約が難しいから予約をあきらめる、そういった外国人観光客も多いと思われます。


しかし、AI電話があればこの問題も解決できます。電話の応答から、よくある質問への回答、予約受付までAI電話が全て行ってくれます。つまり、外国人の来客を取り込めることで大幅な売上UPも期待できるのです。


SmaBellなら法人電話の“転送問題”をまるごと解決

SmaBellは、こうしたAI電話の中でも特に法人運用に最適化された次世代電話システムです。クラウドPBXの機能にAI自動応答を融合し、050番号の発行から、自動応答、伝言機能、予約受付までをすべてワンストップで完結できます。


工事や専用機器は一切不要で、最短当日から導入可能、従来のPBXのような高額な初期費用もかかりません。



さらに、SmaBellのAIは単に受け答えするだけでなく、企業ごとのシナリオに応じて学習できます。たとえば不動産業であれば、「内見の予約」や「問い合わせ履歴の管理」などを自動化できます。



クリニックや美容サロンでは、「新規予約」「キャンセル受付」などをAIが代行します。しかも、対応ログはすべてテキスト化され、経営分析にも活用可能です。


そして、SmaBellのもう一つの強みは多言語対応と24時間稼働です。日本語・英語を中心に、外国語にも柔軟に対応できるため、観光業・ホテル業・貿易業などのインバウンド対応にも最適です。「夜間・休日・海外顧客」など、従来では対応が難しかった時間帯・シーンでも、AIが代わりに正確かつ丁寧に応答します。


「営業時間外に取りこぼしたくない」「電話応対を自動化してスタッフを本来業務に集中させたい」――そんな企業にとって、SmaBellは“転送の概念そのものを超えるソリューション”です。電話業務を「負担」から「資産」に変える力を持った、まさに次世代のAI電話といえるでしょう。


電話対応は“人が出る時代”から“AIが受ける時代”へ

これまでの転送サービスは、あくまで“人が出ること”を前提にした仕組みでした。しかし、AI電話の登場により、転送・応答・記録まですべてを自動で完結できるようになりました。


電話対応は単なるコスト削減策ではなく、顧客満足度を高める新しい顧客体験の入口=売上UPへの施策へと進化しています。


今や「電話に出る」ことそのものを、AIに任せられる時代です。AI電話を導入することで、社員は本来の生産業務に集中し、顧客はいつでも快適に問い合わせができる。企業と顧客、双方にとって価値のある電話運用を実現する第一歩として、AI電話の導入を検討してみてはいかがでしょうか。